建築デザインで求められる自然素材の風合いと美しさ
現代の建築デザインにおいて、自然素材の風合いや独特の美しさが求められることが増えています。その中でも、木目調仕上げは特に注目される要素のひとつです。
例えば、杉板本実型枠コンクリート工法や焼杉板は、木目調仕上げの中でも独自の風合いで高い人気を誇っています。
杉板本実型枠コンクリート工法の特長
杉板本実型枠コンクリート工法は、浮造り加工※を施した杉板で型枠を作成し、コンクリートを流し込んで固める工法です。これにより、コンクリートの表面に美しい木目模様が付与され、非常に味のある仕上げとなります。
※浮造り加工:木目の柔らかい部分を削り、硬い部分を残すことで木目を際立たせる表面加工です。この仕上げは美しい反面、手間とコストがかかります。
焼杉板の特長
焼杉板は、表面を炭化させることで防虫・防腐効果を持たせた杉板です。独特の質感と高い耐久性を持ち、モダンなデザインにも対応可能です。しかし、表面の仕上げによっては手で触ると黒くなるなど、デリケートな部分もあります。
自然素材のメリットとデメリット
これらの工法や素材は、自然素材の美しさを建物に取り入れたいと考える人々にとって非常に魅力的です。しかし、手間やコストがかかるなどのデメリットもあり、導入を躊躇する場合もあるのではないでしょうか。施工の手間やコスト削減には、当社のシート建材の活用が効果的です。
シート建材とは?
シート建材とは、外壁や内装に使用される薄型で軽量な建材です。主に天然石や木材の質感を再現するために設計されており、施工の簡便さやコスト削減を目的としています。
シート建材は柔軟性があり、曲面への施工も可能で、多様なデザインやカラーが選べるため、建物の美観を高める効果があります。
シート建材「グラニピエーレ 木目調仕上げ」
「グラニピエーレ 木目調仕上げ」は、杉板本実型枠コンクリート工法や焼杉板などの自然素材の風合いを手軽に再現できるシート建材です。
「杉板本実型枠コンクリート」をイメージしたグラニピエーレ採用事例(色:CO-A)
ホテルのロビーから見える中庭の外壁に使用されており、京都の山々のモチーフが織りなす館内の風情に貢献し、京都らしさを求めて訪れた宿泊客の方へのおもてなしの一つとなっています。
「焼杉板」をイメージしたグラニピエーレ採用事例(色:YS-A)
天然木で作る焼杉板のような独特の質感を見事に再現し、趣のある外壁に仕上がっています。
グラニピエーレ 木目調仕上げの特長
- 天然素材の再現:天然木と見紛うばかりの質感を持ち、本物の素材感を手軽に再現できます。
- コスト削減:特殊な加工を施した工法や木材を使用するよりも、コストを大幅に抑えることができます。
- 施工の容易さ:シートは軽量で扱いやすく、施工期間を短縮できます。また、曲面への施工も可能です。
- 耐久性とメンテナンス性:高品質な素材を使用しており、耐候性や耐久性に優れ、長期間にわたり美しさを保つことができます。また、メンテナンスも容易で、汚れや傷が付きにくい仕様となっています。
シート建材「グラニピエーレ 木目調仕上げ」はデザインの自由度が高く、多様なパターンでの貼り方が可能です。これにより、個々の建物のデザインに合わせた多彩な仕上げが実現できます。
形状バリエーション ※木目調仕上げ
市松貼りの採用事例(色:OS-A、OS-B、SR-A)
おいしさ、健康、自然、安心にこだわり、高品質商品を取り揃える高級スーパーの外壁に使用することで、木目調による自然の温もりと高級感を表現しています。
また木目調シート建材「グラニピエーレ」は、軽量で下地との密着性に優れているため、剥落などの危険性も少なく、高所部の外壁にも安心してにご使用いただけます。
デザイン貼りをご検討される場合も、お気軽にご相談ください。
自然素材の美しさを取り入れることは、建物のデザインをより魅力的にする効果があります。木材の温もりや石の重厚感は、その代表例です。
さらに、これらの風合いや美しさを大切にしつつも、コスト削減と施工の簡便さを兼ね備えたシート建材は、現代の建築デザインにおいて非常に実用的な選択肢と言えるでしょう。